MTG モダン リビングエンド/Living End

今回の記事はMTG   リビングエンド/Living Endをご紹介します。

MTG    モダン  リビングエンド/Living Endについて知りたい。どんなカードがあるのか知りたい。と言う方はぜひ最後までお付き合いください

リビングエンド/Living End解説

リビングエンド/Living Endは、モダンフォーマットを代表するコンボデッキの1つです。特に《死せる生》を中心に、墓地から一気にクリーチャーを蘇らせて盤面を支配する、非常に派手な戦略を持っています。

死せる生

基本的な動き

  1. サイクリングで墓地を肥やす: サイクリングを持つクリーチャーカードを使い、ドローしつつ墓地を肥やします。たとえば、《砂漠セロドン》や《遺棄地の恐怖》のようなカードが多用されます。
  2. 続唱から《死せる生》を探し出す: 《断片無き工作員》といった続唱を持つ呪文で、確実に《死せる生》をキャストします。この過程で対戦相手のクリーチャーを墓地に送り、逆に自分の墓地のクリーチャーを一気に戦場に戻します。
  3. 蘇ったクリーチャーで圧倒: 墓地から戻った大量のクリーチャーで次ターン以降に攻撃を仕掛け、対戦相手のライフを削ります。

断片無き工作員

メリットとデメリット

  • メリット
    • 墓地を活用した圧倒的な打点を提供。
    • 序盤から中盤まで、速やかに「続唱」を活用できるシンプルなコンボ性。
  • デメリット
    • 墓地対策(《忍耐》や《魂標ランタン》など)には非常に脆い。
    • サイクリングや続唱を妨害されるとテンポを失いがち。

最近の注目ポイント

《指輪物語:中つ国の伝承》から登場した土地サイクリング持ちクリーチャー(例えば《オリファント》や《気前のよいエント》)によって、デッキの安定性がさらに向上しています。また、青や赤を加えた構成では、《否定の力》のようなカウンター呪文をメインに採用して柔軟な対応力を発揮する構築もあります。

否定の力

サイドボード構築も重要で、特定の対策カード(墓地追放や大型エンチャント破壊など)を適切に選ぶことが、勝率向上の鍵です!

《死せる生》の具体的な使い方

《死せる生/Living End》は、墓地に眠るクリーチャーたちを一斉に戦場に復活させる、戦略的で力強いカードです。モダンの代表的なコンボデッキでよく使われ、その動き方も計算された芸術のようなものですね!

 

リビングエンド 具体的な使い方

  1. 墓地を肥やす(前準備): デッキに入っている「サイクリング」を持つクリーチャーを利用して、ドローしながらそれらを墓地へ送り込むのが第一ステップ。例えば、《砂漠セロドン》《遺棄地の恐怖》などが重要な役割を果たします。
  2. 続唱で《死せる生》を唱える: 《断片無き工作員》などの「続唱」効果を使うことで、《死せる生》を山札から確定でめくり唱えます。このタイミングで、相手のクリーチャーがすべて墓地に行き、自分の墓地からクリーチャーが一気に蘇ります。
  3. 蘇ったクリーチャーで勝負を決める: 蘇生したクリーチャーたちは、次のターン以降に総攻撃を仕掛けて対戦相手のライフを削ります。スタッツの高いクリーチャーが一気に戦場を埋め尽くす光景は圧巻です。
断片無き工作員

特殊なプレイのポイント:

  • サイクリングのタイミング: 相手の動きに合わせて墓地にクリーチャーを追加することで、さらに有利に展開できます。
  • 対策を回避する工夫: 墓地追放をする相手(例:《忍耐》など)には、サイクリングのタイミングをずらすことも大切です。
  • 待機で唱える選択肢: もし手札に来てしまった場合は、《死せる生》を待機させ、次のターンの仕掛けに備えることも可能です。
《死せる生》を使う際の対戦での注意点

《死せる生/Living End》を使う際、以下の点に注意することで、より戦略的にプレイできます

対戦での重要な注意点

  1. 墓地対策への弱点:
    • 相手が《忍耐》や《魂標ランタン》などの墓地対策カードを使ってくる場合は、計画を柔軟に変更する必要があります。《悲嘆》や《否定の力》を活用して対策をかわす準備をしましょう。
  2. 続唱を妨害されるリスク:
    • 《続唱》を使った動きが妨害される可能性を考慮し、できるだけサポートカード(《否定の力》や《緻密》)を構えてバックアップを整えるのが鍵です。
  3. 盤面のリセットタイミング:
    • 相手の盤面をリセットしつつ、自分の墓地から一気にクリーチャーを戻す動きを成功させるために、相手のクリーチャー展開のタイミングやマナの使い方を観察しましょう。
  4. サイクリングの順序とタイミング:
    • 墓地を貯めるためのサイクリングカードを適切に使うことで、《死せる生》の威力を最大化できます。特に、《通りの悪霊》のようなライフを払ってサイクリングできるカードは、慎重に使う必要があります。
  5. 待機の活用:
    • もし《死せる生》を手札に引いてしまった場合、「待機」コストでのキャストを検討してください。これにより、相手の対策を誘発させてからメインプランを通すことができます。
  6. デッキやメタゲームの理解:
    • 自身のデッキだけでなく、対戦相手がどのようなメタカードを採用しているかを事前に調査することが重要です。特に《虚空の力線》や《安らかなる眠り》など、置物系対策カードへの解答を準備しておきましょう。

適切なタイミングで仕掛けることが《死せる生》デッキの真価を引き出す鍵です。

《死せる生》に対抗できるカード

《死せる生》に対抗するためには、特に墓地対策や続唱(カスケード)戦略への妨害が有効です。以下に対策カードをいくつか挙げてみました:

墓地対策カード

  1. 《虚空の力線》 – ゲーム開始時に設置すれば、対戦相手は墓地をほとんど使えなくなります。
  2. 《魂標ランタン》 – 簡単に墓地を追放できる便利な置物です。
  3. 《トーモッドの墓所》 – 軽量で強力な墓地対策カードです。
  4. 《忍耐》 – 即時に墓地を追放でき、また手札からもピッチして使えます。

続唱対策カード

  1. 《虚空の杯》(0で設置) – 続唱で出てくる呪文を無効化できます。
  2. 《否定の力》 – 無償でカウンターできるので、続唱で出てくる《死せる生》に対応可能です。
  3. 《緻密》 – 青のインカーネーションで特定の重要な呪文をライブラリーに戻せます。

否定の力緻密

その他の対策

  1. 《時を解す者、テフェリー》 – インスタントタイミングの続唱を封じることで戦略を大きく妨害します。
  2. 《安らかなる眠り》 – 墓地全体をシャットダウンします。
  3. 《ドラニスの判事》 – 待機からの唱える動きを無効化します。

 

これらのカードを適切に選択し、デッキやメタに合わせて調整することで、《死せる生》デッキに対抗する力を高められます!

他の墓地戦略カードと対抗策について

墓地戦略は多くのデッキで使われる強力なテーマですが、それに対抗する方法もいろいろあります!以下は主な墓地利用カードとその対策方法を簡単にまとめました:

代表的な墓地戦略デッキ

  1. 《グリクシス復讐》(Grixis Reanimator):
    • 墓地から大型クリーチャーをリアニメイトする戦略。強力なETB効果を備えたクリーチャーが登場します。
  2. 《ゴルガリ墓地アグロ》(Golgari Aggro):
    • 墓地のカード枚数を参照して打点を強化し、アグレッシブに攻めるデッキ。
  3. 《スゥルタイ墓地回収》(Sultai Recover):
    • 墓地利用で手札回収やボードをコントロールする戦略。

墓地戦略の対抗策

  1. 墓地追放エンチャント
    • 《安らかなる眠り》は墓地を完全シャットダウンしてしまう代表的なカード。環境での墓地利用デッキ対策に非常に優れています。
  2. アーティファクトカード
    • 《トーモッドの墓所》:即時墓地追放が可能な軽量対策。どのデッキにも採用しやすい。
  3. インスタント・ソーサリー
    • 《外科的摘出》:特定のカード名を指定して手札・墓地・ライブラリーのカードを追放。墓地戦略のコアカードに有効。
  4. その他の選択肢
    • 《ドラニスの判事》で待機や墓地利用から呪文を唱える動きを封じる。
    • 《緻密》などカウンター呪文を採用してリアニメイトや墓地追放のタイミングを妨害。

 

モダン  リビングエンド/Living Endデッキリスト

フォーマット モダン マジックオンライン  2025/07/01  Modern Challenge 64  4th Place

リビングエンド/Living End
メインボード(60) サイドボード(15)
土地(15)
1《耐え抜くもの、母聖樹》
1《繁殖池》
1《森》
1《神聖なる泉》
1《迷路庭園》
1《島》
1《草萌ゆる玄関》
1《行き届いた書庫》
1《湧霧の村》
4《霧深い雨林》
1《天上都市、大田原》
1《寺院の庭》
クリーチャー(31)
1《巨大な空亀》
4《秘法の管理者》
4《忍耐》
4《気前のよいエント》
4《断片無き工作員》
4《通りの悪霊》
4《緻密》
3《波起こし》
3《風呼びのエイヴン》
呪文(14)
4《献身的な嘆願》
4《否定の力》
3《死せる生》
1《敵の徴用》
2《朦朧への没入》
3《鳴り渡る龍哮の征服者》
1《徴用》
1《耳の痛い静寂》
2《活性の力》
1《基盤砕き》
2《避け難い裏切り》
3《神秘の論争》
2《時を解す者、テフェリー》
耐え抜くもの、母聖樹 繁殖池 森
神聖なる泉 迷路庭園 島
草萌ゆる玄関 行き届いた書庫 湧霧の村
霧深い雨林 天上都市、大田原 寺院の庭
巨大な空亀 秘法の管理者 忍耐
気前のよいエント 断片無き工作員 通りの悪霊
緻密 波起こし 風呼びのエイヴン
献身的な嘆願 否定の力 死せる生
敵の徴用 朦朧への没入

参照元Modern Challenge 64 | Decklists | Magic: The Gathering Online

リビングエンド/Living End注目カード

死せる生/Living End
《死せる生/Living End》[TSP] 黒R
コスト 0
カードタイプ ソーサリー
レアリティ レア
カードテキスト 待機3 ― (2)(黒)(黒)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(2)(黒)(黒)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
各プレイヤーは自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。

《死せる生/Living End》はモダンで人気の墓地コンボカードで、「待機」メカニズムを持つソーサリーです。待機カウンターを使って時間をかけて唱えたり、続唱を活用して即座にキャストするのが主な使い方。

カードの効果
墓地にある全てのクリーチャーを一度追放。

自分の場のクリーチャーを生け贄に捧げます。

追放したカードを一斉に戦場に戻します。

この劇的な効果により、相手の場をリセットしつつ、自分の墓地から強力なクリーチャーを復活させ、盤面を圧倒します。