今回の記事はMTG オルゾフデッキをご紹介します。
オルゾフデッキとは
Orzhovデッキは、白黒(Orzhov)カラーを基調としたデッキタイプです。Orzhovの特徴は、ライフゲインとライフドレインを活用し、相手のリソースをじわじわと削りながら自分のライフを守る戦略にあります。
オルゾフデッキの主な特徴
- ライフドレイン: 相手のライフを削りながら自分のライフを回復するカードが多い。
- 除去が豊富: 《消失の詩句》や《屈辱》など、強力な除去呪文を使って相手のクリーチャーを排除。
- 憑依(Haunt)や生け贄戦略: クリーチャーを生け贄に捧げることで追加効果を得るカードが多い。
「憑依」(Haunt)は、キーワード能力の一つで、ラヴニカ・ブロックのオルゾフ・ギルド(白と黒)に割り当てられた能力です。
憑依を持つカードは、戦場から墓地に置かれた際にクリーチャー1体を対象とし、そのカードを追放してそのクリーチャーに「憑依」します。憑依されたクリーチャーが墓地に置かれると、憑依しているカードの能力が誘発する仕組みになっています。
この能力は戦略的に活用できるものの、プレイヤーに忘れられがちな動きをするため、人気は低めとされています。その後、より扱いやすい「降霊」オーラとしてリメイクされました。
- コントロール寄りのプレイスタイル: 相手の動きを制限しながら、じわじわと勝利を目指す。
代表的なオルゾフデッキ
- オルゾフ法典(Code of the Orzhov): ギルドパクトのテーマデッキで、ライフドレインと憑依を活用。
- オルゾフ・ベンチャー(Orzhov Venture): ダンジョン探索を中心としたデッキで、アルケミー環境で活躍。
- Orzhov Blink: クリーチャーを戦場から追放して再利用する戦略を持つモダンデッキ。
どのOrzhovデッキも、相手のリソースを削りながら自分のライフを守る戦略が特徴的です。
Orzhovデッキは、白黒カラーを基調とした戦略で、ライフゲインとライフドレインを活用しながら、相手のリソースをじわじわと削るコントロール寄りのプレイスタイルが特徴です。他のデッキタイプと比較すると、以下のような違いがあります。
他のデッキタイプとの違い
- アグロデッキ(赤系など): 速攻で相手を倒すことを目的とするアグロデッキに対し、Orzhovは耐久力と除去を活かして長期戦を得意とします。
- コントロールデッキ(青系など): 青系のコントロールデッキはカウンター呪文を多用しますが、Orzhovは除去とライフ管理を駆使して相手を制圧します。
- コンボデッキ: 特定のカードの組み合わせで勝利を狙うコンボデッキに比べ、Orzhovは安定したゲーム展開を重視し、相手の動きを妨害しながら勝利を目指します。
- ミッドレンジデッキ: Orzhovはミッドレンジの要素も持ちますが、特にライフドレインや生け贄戦略を活用する点が特徴的です。
戦略
Orzhovデッキの戦略は、ライフドレイン、除去、コントロールを駆使して相手をじわじわと追い詰めることにあります。以下のような戦略が一般的です。
オルゾフデッキの主な戦略
- ライフドレイン
- 《黙示録、シェオルドレッド》や《ケイヤの誓い》などを使い、相手のライフを削りながら自分のライフを回復。y
- 長期戦に強く、相手の攻撃を耐えながら有利な盤面を作る。
- 除去とコントロール
- 《喉首狙い》や《屈辱》などの強力な除去呪文で相手のクリーチャーを排除。
- 相手の動きを制限しながら、盤面をコントロール。
- ブリンク戦略(Orzhov Blink)
- 《ちらつき鬼火》や《儚い存在》を使い、クリーチャーを戦場から追放して再利用。
- 戦場に出たときの能力を何度も誘発させ、有利な状況を作る。
- 手札破壊とリソース管理
- 《強迫》や《苦悶の悔恨》で相手の手札を削り、戦略を崩す。
- 相手の選択肢を減らしながら、こちらのゲームプランを進める。
Orzhovデッキは、相手のリソースを削りながらじわじわと勝利を目指す戦略が特徴的です。
タイムレス オルゾフデッキ デッキリスト
プレインズウォーカー
傲慢な血王、ソリン 4
クリーチャー
ボガートの獲物さらい 4
魔女の結界師 4
悲嘆 4
孤独 4
聖エレンダ 4
ソーサリー
悪魔の教示者 1
アガティームの覚醒 4
インスタント
マラキールの再誕 1
暗黒の儀式 4
生け贄 4
剃刀草の待ち伏せ 2
不敬者破り 4
アーティファクト
金属モックス 2
コブリンの放火砲 4
エンチャント
ネクロミナンス 4
ネクロホーテンス 4
玻璃翼の恩寵 2
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傲慢な血王、ソリン
《傲慢な血王、ソリン》(Sorin, Imperious Bloodlord)は、基本セット2020(M20)で登場した黒のプレインズウォーカーです。吸血鬼デッキに特化した能力を持ち、以下の忠誠度能力を備えています
+1:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、ターン終了時まで接死と絆魂を得る。それが吸血鬼なら、+1/+1カウンターを1個置く。
+1:吸血鬼1体を生け贄に捧げることで、クリーチャー、プレインズウォーカー、またはプレイヤー1人に3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
-3:手札から吸血鬼クリーチャー1枚を戦場に出す。
このカードは吸血鬼デッキにおいて非常に強力で、特にパイオニア環境では活躍していました。しかし、2024年8月26日付でパイオニアにおいて禁止カードに指定されました。これは、《血管切り裂き魔》(Vein Ripper)との組み合わせが強力すぎたためです。
悪魔の教示者
《悪魔の教示者》(Demonic Tutor)は、特に強力なサーチカードの一つです。ライブラリーから好きなカードを1枚探し、手札に加えることができます。
このカードは、アルファ版(1993年)から登場し、長年にわたり様々なセットで再録されてきました。特にヴィンテージや統率者戦(EDH)で人気が高く、デッキのキーカードを確実に手札に加える手段として重宝されています。
しかし、その強力さゆえに、レガシーやヒストリックなどのフォーマットでは禁止カードに指定されています。代替カードとして、《魔性の教示者》(Diabolic Tutor)や《吸血の教示者》(Vampiric Tutor)などが存在しますが、どれも《悪魔の教示者》ほどの汎用性はありません。
孤独
《孤独》(Solitude)は、モダンホライゾン2で登場した白のエレメンタル・インカーネーション・クリーチャーです。以下の強力な能力を持っています
瞬速(Flash):インスタントのように唱えられる。
絆魂(Lifelink):ダメージを与えるたびにライフを得る。
ETB能力:戦場に出たとき、他のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。そのクリーチャーのコントローラーは、そのパワーに等しいライフを得る。
想起(Evoke):手札から白のカード1枚を追放することで、マナを支払わずに唱えられる。
このカードは、剣を鍬に(Swords to Plowshares)のような除去能力を持ちながら、クリーチャーとして戦場に残る点が特徴です。モダン環境では青白コントロールやオムナス・ランプなどのデッキで活躍しています。
最近では、モダンホライゾン3で再録され、MTGアリーナでも使用可能になりました。ただし、ヒストリックでは禁止されています。