MTG スタンダードデッキ オーバーロード/Overload

今回の記事はMTG  オーバーロード/Overloadをご紹介します。

MTG  オーバーロード/Overloadについて知りたい。どんなカードがあるのか知りたい。と言う方はぜひ最後までお付き合いください

オーバーロード/Overloadとは

MTGの「オーバーロード」(Overload)は、ラヴニカへの回帰セットで初登場したキーワード能力です。この能力を持つカードは、通常のマナコストで唱えるか、オーバーロードコストを支払って唱えるかを選べます。

オーバーロードコストを支払うと、カードの効果が「target(対象)」から「each(各)」に変更され、単体への効果が全体への効果に拡大します。例えば、サイクロンの裂け目(Cyclonic Rift)は通常、特定のパーマネントを手札に戻しますが、オーバーロードコストを支払うと、すべての対象に効果が及びます。

この能力は、特定の状況で非常に強力で、戦略的な選択肢を提供します。オーバーロードを活用することで、ゲームの流れを大きく変えることが可能です

スタンダードフォーマットでの「オーバーロード」(Overload)を活用したデッキは、特定のカードや戦略に基づいて構築されることが多いです。最近の例として、晴れる屋さんのデッキリストでは、《永遠の策謀家、ズアー》を中心に据えたデッキが注目されています。

永遠の策謀家、ズアー

このデッキでは、オーバーロード能力を持つカードやエンチャントを活用し、序盤から中盤にかけて盤面を整え、終盤には強力なフィニッシャーで勝利を目指します。例えば、《豆の木をのぼれ》を使ってドローを進め、《ホーントウッドの大主》や《ミストムーアの大主》といったカードで盤面を支配します。

豆の木をのぼれホーントウッドの大主ミストムーアの大主

また、《永遠の策謀家、ズアー》は、エンチャントをクリーチャー化し、接死や絆魂を付与することで、攻撃力と防御力を大幅に強化します。このようなデッキは、戦略的な選択肢が多く、プレイヤーのスキルが試される構築となっています。

オーバーロードカードの戦術は、状況に応じて効果を最大化することが鍵です。以下のような戦術が一般的です:

  1. 序盤の準備: ドローエンジンとなるカードを早めに設置し、手札を充実させます。例えば、《豆の木をのぼれ》を使ってドローを進めることで、後の展開をスムーズにします。
  2. 中盤の盤面構築: オーバーロード能力を持つカードを兆候でプレイし、マナ効率を高めます。《ホーントウッドの大主》や《ミストムーアの大主》などを活用して、盤面を強化します。
  3. 終盤のフィニッシュ: 《永遠の策謀家、ズアー》を中心に据え、エンチャントをクリーチャー化して攻撃力を増強します。接死や絆魂を持つクリーチャーで逆転を狙うことが可能です。

これらの戦術を組み合わせることで、オーバーロードカードのポテンシャルを最大限に引き出すことができます

参照元オーバーロード -戦場のエンチャントがズアーの号令で牙をむく!屈指のハイパワーデッキ!- | 【晴れる屋】記事|MTGに関する読み物を更新

 

スタンダード    オーバーロード/Overloadデッキリスト

スタンダード  マジックオンライン 2025/04/17 Standard Challenge 32  6th Place

オーバーロード/Overload
メインボード(60) サイドボード(15)
土地(25)
2《低木林地》
3《フラッドファームの境界》
1《森》
3《迷路庭園》
4《ハッシュウッドの境界》
1《島》
4《草萌ゆる玄関》
1《平地》
3《薄暗い裏通り》
1《沼》
2《ウェイストウッドの境界》
クリーチャー(15)
3《跳ねる春、ベーザ》
4《ホーントウッドの大主》
4《ミストムーアの大主》
4《永遠の策謀家、ズアー》
呪文(20)
2《花粉の分析》
2《失せろ》
4《力線の束縛》
4《全損事故》
4《一時的封鎖》
4《豆の木をのぼれ》
2《エルズペスの強打》
1《受け継ぎし地の開墾》
2《真昼の決闘》
3《否認》
1《向上した精霊信者、ニッサ》
2《強情なベイロス》
3《安らかなる眠り》
1《羅利骨灰》
低木林地 フラッドファームの境界 森
迷路庭園 ハッシュウッドの境界 島
草萌ゆる玄関 平地 薄暗い裏通り
沼 ウェイストウッドの境界 跳ねる春、ベーザ
ホーントウッドの大主 ミストムーアの大主 永遠の策謀家、ズアー
花粉の分析 失せろ 力線の束縛
全損事故 一時的封鎖 豆の木をのぼれ

参照元スタンダードチャレンジ32 |デッキリスト |マジック:ザ・ギャザリング オンライン

オーバーロード/Overload注目カード

ホーントウッドの大主

ホーントウッドの大主

 

《ホーントウッドの大主》(Overlord of the Hauntwoods)は、緑の神話レアクリーチャーで、ダスクモーン:戦慄の館セットに登場しました。このカードは、以下のような特徴を持っています:

  • タイプ: クリーチャー・エンチャント — アバター・ホラー
  • 能力: 兆候4(特定のコストで唱えると、時間カウンターを持つ状態で戦場に出る)
  • 効果: 戦場に出るか攻撃するたびに、《遍在地》という名前のすべての基本土地タイプを持つ無色の土地トークンをタップ状態で生成します。
  • サイズ: 6/5

このカードは、マナ加速や基本土地タイプを参照する能力(例: 版図)と相性が良く、特にランプデッキで活躍します。ただし、生成される土地トークンはタップ状態で出るため、即座にマナとして利用することはできません。

戦術的には、兆候を活用して早期に展開し、次のターン以降のマナ基盤を強化するのが一般的です。また、生成される土地トークンを活用して、大量のマナを必要とする呪文や能力をサポートすることも可能です。